気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

『ED31 4』保存為る! プロジェクト成立!篇

近江鉄道ミュージアム閉園 ◇

 2018.12/8に閉園した近江鉄道ミュージアム。昭和の時代から何度も横を通り過ぎながら、この時初めて彦根の保存車輌に向かい合った。ミュージアム開園時に相当車輌は整理されたのだが、それでも圧巻の内容だった。その時撮ったED31 4の姿がこれ。
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 数ある車輌の中の1輌と云った雰囲気。その時はお召し装束のED14 1に人気が集中していたが、このED31の方が実は古い。なお当日の模様は別記事に纏めてあるので、其方をご覧あれ。

彦根を去る車輌達 ◇

 年末には彦根車庫で気になる動きが。通称解体線にズラリと並ぶ221形。5重連で走ったら凄いだろうなぁ・・・ そんな事は当然起きる訳無く、小正月には陸送 ⇒ 解体ラッシュが始まった。「去る」のではなく「連れ去られた」と言う方が正しいか。
  1/15 : 501号車,222号車
  1/16 : 221号車,224号車
  1/21 : 223号車,225号車
  1/22 : ワ35,ホキ12
  1/23 : ワ34,モ245
  1/28 : ED14 2
  1/29 : ED14 4
  2/14 : モハ3307,モハ3308
  2/15 : モハ301-3,モハ301-4
  3/11 : ロコ1101
  3/12 : ED14 3
  3/13 : ED14 1
 あれよあれよという間にED31の2輌だけが彦根に残る状態となってしまった。(3/16撮影)
f:id:hato_express:20200117004131j:plain 「次はED31か」と思われたが、その後2機は彦根車庫横に移されたままとなっていたのはご存じの通り。なおリサイクルセンターへの陸送に関しては別記事に纏めてるので、(ちょっとだけ)詳しくは其方を ⇒ 

クラウドファンディング

 2019.10/1に始まった「近江鉄道ED314保存活用プロジェクト」。説明文を読むと2017.5月に結成された「びわこ学院大学地域調査プロジェクトチーム」が、近江鉄道の利用促進と地域活性化に向けた活動の一環として取り組まれた旨書かれている。

 保存活用プロジェクトにはびわこ学院大学生以外も加わったのだが、¥500万の目標に対して当初は支援が伸び悩んだので達成は無理かと思っていたと、某氏のブログにある。 “すいてつ” は残り9日で参加。この時の支援額は¥4,336,000だった。11/29に締め切ってみると目標額をオーバーする¥5,805,000が集まり、プロジェクトは無事成立! 万歳!!

◇ 移送準備 ◇

 説明文の中には12/21に一般公開記念式典を行うと明言されている。一方機関車の方はプロジェクト成立と相前後して動きがあり、通称解体線へと早くに移された。写真はプロジェクト成立3日目の12/1の様子。機関室が開けられ、何やらやっているらしいことが判る。今までは消滅への一本道だった解体線が、今度は保存に向けての飛躍線に変貌。それにしてもインターネットを利用した保存活動なんて如何にも現代的。令和早々のこの嬉しい話題、今回の事例がインターネットを活用した一般保存活動の嚆矢となることを祈る。f:id:hato_express:20200117004138j:plain

 搬出篇に続く。