気ままな 汽車好き

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近江鉄道の整理券発券機 <3> 更新機 篇

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◇ 805F ◇ ギャラリートレイン

 製造年が今年なので、つい最近に新型機に載せ替えられたらしい。整理券発券機の新型機は後方にコネクタは無くてケーブルが伸びており、ケーブル同士をコネクタで繋いである。811Fとは逆に、新型の整理券発券機と旧型の操作盤の唯一の組み合わせ。 (写真は全て1805号車)
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 運連席の操作盤は旧型のまま。新型とはかなり操作性が異なるように思えるのだが、慣れてしまえば気にならないのだろうか。(最終確認:2020.5/16)

◇ 808F ◇ 『四季』ラッピング

 807Fは今はイベント専用なので通常乗車出来ないのだが、多賀大社前駅での鉄バル時に偶々撮れていた(2019.8/3)。右上に小さく載せたのがそれ。旧型機に特徴的な丸い突起が無いので、新型機だと判断出来る。
 808Fは整理券発券機の銘板を拡大してみるとH29年製となっている。最初に更新されたグループ。ケーブルのコネクタは標準品が無いと見え、車輌によって異なっていたりする。また場所を取るコネクタの処理は悩みのタネのようで、これも車輌により処理が異なっている。 (左:808号車 他:1808号車)
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 運転席の操作盤も新型に交換されている。マイク切替スイッチの横にある、黒い丸は何なんだろう? (808F最終確認:2020.5/16)

 ◇ 809F ◇

 座席との間をつなぐステーが直線状へと形態が変化している。ケーブルが通る穴も今までの小さめの四角穴から、大きな丸いケーブル穴へと変わっている。 (左:809号車 中:1809号車 右:809号車)
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 整理券発券機操作盤はありきたりなので、以上!・・・と云いたいところだが、マイク切替スイッチの位置が微妙に異なっている。これは運転士も取り扱い辛かろう。
 ところで、気付かれただろうか。整理券発券機の置かれているテーブルが小さいテーブルの角に丸みが無い809Fと811Fのその他は大差ない形態なので、こりゃ、やはり810Fを再調査せねばなるまい。 早く写真を撮らねば。だがしかし、只今彦根車庫にて教習担当中。 (最終確認:809F-5/16 810F-5/1)

◇ 811F ◇ お茶電再登場

  実は執筆にあたり撮り溜めた写真をしげしげ見ていると、その場では気付かなかったものが色々見えてくる。そして沸き立つ疑問。そうなると写真も足らない。こりゃいかん、と早速現地調査(現車調査?)へ。一段落して戻ってくると、同んなじ様な整理券発券機の写真ばっか。一体どれがどれなんや?
 整理し終えて執筆再開。ン? どうもおかしい。811Fが新型機に取り替えられている! (左:811号車 右:1811号車)
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 不足する写真を揃える際、念のため一通り撮っておいたのが功を奏した。811号車はキャプタイヤ-ケーブルを切らしたらしく、単線が使用されている。ん? そうなると新型機から交換されて旧型機が取り付いていた時は、コネクタが新旧並んでいた? 良く見ておけばよかった・・・ (最終確認:2020.5/17)

◇ 乗車駅証明券 ◇

 新旧の整理券発行機から発行されるのは、実は整理券では無く乗車駅証明書。新旧とも同じ書式かと思いきや、随分違う。
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 上が旧型機、下が新型機発行の乗車駅証明書。旧型機は昔の硬券の切符の書式を引き継いでいるのか、日付・時刻が横向け。因みにあの日付を印字していたのはダッチングマシンと云う機械。欲しいなぁ。

 近江鉄道の整理券発券機 <4> 湘南マスクの電車たち に続く ⇒