◆ はじめに ◆
居並ぶ電車達を上から眺めていると、細かいところで結構差異がある事に気付いた。ま、どうでもいい事なんだけど、折角気が付いたので皆さんにもお教えする事にする。えっ、余計なお節介? エッ、其処がポイントでは無い? えッ、抜けてるし指摘が雑? 一~切、気にしない!
屋上機器でまず目に付くのがパンタグラフとクーラーなのだが、これには触れない事にした。どちらも載せ替えが結構あるみたいだし、またクーラーを語らせれば夜が明けてしまう強者も居るので、これは其方にお任せする。
次に目立つのは配管関係、そして電気機器。これらは各機器の役割を把握していないと迂闊な事は云えない。となると・・・・結局見ていくのはランボードと列車無線アンテナ。さてどれだけの変化があるだろうか。
◇ 821F ◇
800・820形で一番最初に改造が済んだのは801F。ところが急曲線で限界に抵触してしまう事が判ったので、急遽820形が改造された。何故かは解らないが822F⇒821F⇒802F⇒801F・・・の順で入線している。
ここでは820形⇒800形の順で見ていく事にする。屋根上が判りやすい写真を探すと、両側から撮った画が見つかった。何故か「快速:近江八幡」が表示されている。
パンタグラフ横には両側にランボード。ま、これはどの車輌も同じだろう。しかしクーラー横のランボードが1821号車には無い。
821号車のクーラー横のランボードはパンタ横に比べ、随分と細身なのが判る。ただクーラーの山側にはランボードが無いような気がする。何か無いかと慌てて探してみると・・・な~ンや、最近撮っていた。
真上から見ると、821号車のクーラー横は山側にはランボードが無い事が確認出来た。ランボードと云うよりは配管カバーの意味合いが強いかも。また隣の807Fと比べてみると、連結面側のランボードが長い事が判る。
最後にランボードでは無く列車無線アンテナに注目。2輛共に取り付けられているのでは無く、取り付けられているのは米原側の1821号車。これ、実は取付位置が定まっていない。
◇ 822F ◇
一見821Fと同じに見えるが、822号車にはクーラーの山側にはランボードがある。この差は何なんだろう。
では湖側(近江鉄道内では「川側」と呼称)はどうか。真上から撮った丁度いい写真が見つかった。
822号車のクーラー横には両側ともランボードがある事が判明した。連結面側のランボードは長いタイプ。なお、列車無線アンテナの取付は米原側。
⇒ 【2】 800形(802F・・・) に続く