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◇ 810F 運用に充当! ◇
教習車の任を解かれて漸く810Fが旅客営業を再開したので、やっと車内を調査する事が出来た。でもなんで、イベント休止の影響で暇を持て余してる807Fを教習車にしないんだろう。
調査した日の朝は、八日市駅に調査対象編成が続々とやって来る。記事を書き上げた後でも、整理券発券機を両車両側面撮っていなかった編成は撮り揃えようとしているし、運転室内(これはどちらかの先頭)も撮り始めたのでさあ大変。撮ったら撮ったで画像データにすぐ車番をメモしていかないと、どの写真がどの車輌のものなのかさっぱり判らなくなるので、あっとう間に1時間は過ぎてしまう。なお整理券発券機の写真は既投稿画も含め全てスマホで撮っている。望遠を効かさぬ限り、画質は遜色ない。
◇ さて 車内へ ◇
810Fは彦根から下ってきて八日市駅でしばし停車する運用。幸いな事に車内は一旦空のようになったので、悠然と写真を撮る事が出来た。実は何故か整理券発券機の近くに座る人が多く、両車の整理券発券機を両側から撮る場合、難儀する事がある。特に発券中の様子を撮りたければ、粘るのみ。 (左:810号車 右:1810号車)
整理券発券機の脚と座席を結ぶステーを見て驚いた。両車で形態が異なっている! 記事を書き上げたからと放っとかずに、調査を継続しておいて良かった。810号車は808Fまでのフレア形状なのに対し、1810号車は809Fで採用されたストレート形状となっている。ストレート形状のステーのケーブルを通す穴の周囲にはネジ穴があるが、蓋は取り付けられていない。 (最終確認:2020.5/24)
◇ 運転室内 ◇
元々の操作機器に後付けで操作盤が付け加えられているので、雑然とした感じなのは否めない。 (上:810号車 下:1810号車)
時計が鉄道時計(懐中時計)でないのが残念だが、今や安価に購入出来る電波時計を利用するのは、自然な選択だろう。ブレーキレバーは近江鉄道特有の「切腹ブレーキ」(と云うらしい)。よく見掛けるタイプのブレーキだとレバーが取り外せるので、安全のため運転中以外はレバーは取り外されているが、これだと取り外す訳には行かんなぁ。 (最終確認:2020.5/24)
◇ 809F ◇
この日は809Fも再調査対象。整理券発券機の両車両側方向からの絵が揃ってなかったので足りない分を撮ってきた。 (左:809号車 中:809号車運転席 右:1809号車)
細かいところだが、1809号車のステーはケーブル穴に蓋がされている事が新たに判った。やはり統一した視線で見る事は大事。なお809号車のステーにも、蓋を取り付けるネジ穴は用意されているのが判る。
運転席に目をやると、懐かしい鉄道時計が! 一方で電波時計の設置金具は用意されているし、今は移行期なのかな。なお、電波時計用の金具設置は800形・820形のみで100形・900形には無い。なお800形・820形が電波時計置きに利用している金具は、別の用途で用意されたモノらしい。
拝見いたしました!
— とも(近江の人) (@tomo_ohmi) 2020年5月31日
あのL字金具の正体は「輪止め使用中」札を立て掛ける物のようで、
2014年春ごろから800系と初代あかね号に取り付けられました。 pic.twitter.com/QC2Qt1dh7n
◇ 整理券発券機アナウンス ◇
アナウンスの音声が時期により変化し、また更新もされているので何種か有る。105号車の音声が若々しいとの評判も聞いた。其処で何編成か録ってみたら、多分4音声はある事が判った。是非聞き比べて貰いたい。
近江鉄道の整理券発券機 こんどこそ<完>
821Fの整理券発券機調査なる! ⇒