気ままな 汽車好き

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『WestExpress銀河』の旅 <Ⅲ> 隣の車輌は? インテリア覗き見

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◇ 5号車の設備 ◇

 車椅子対応のクシェットがある5号車は、洗面台やトイレも車椅子対応となっていて、広いので撮るにも好都合。洗面台はご覧のように高級感に溢れている。使用時は右の黒いカーテンで仕切ることも出来る。ただ洗面ボウルが浅いのがちょっと心配。
 トイレの便器は流行り(?)の壁取付形。列車清掃においても便利なんだろう、利用者には関係ないから。
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 なお通常サイズのトイレ・洗面台は3号車を除く全車にある。3号車の乗客は隣接する4号車(フリースペース車輌)の設備が近いので、困ることは無い。

◇ 3号車:普通座席(リクライニングシート) ◇

 そんじゃそこらのグリーン車より立派。(と云ってもグリーン車自体がさらに高級化しているが)こちらも新型コロナ禍対策で各椅子1名の販売だったのではなかろうか。
 天井には どこか懐かしいモノが。細かな穴が開いている板が左右にあるが、あれは空調の吸い込み口でタネ車のまんま。ステンレス製なのだがピカピカに磨かれているので、周囲の色を反射しており写真では周囲に溶け込んで見える。これらは以下も含め、他の車輌に於いても同じ(ハズ)。そんな訳で空調の吹き出しは結構耳に付く。また基本構造が通勤車なので、特急車輌のように遮音性は高くない。個室は別だろうけど。まぁ、117系の懐かしい走行音を楽しめるとも言えるが。
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 座席は計10脚なので定員は20名。3号車には他に「ファミリーキャビン」が存在する。

◇ 3号車:ファミリーキャビン ◇

 2室用意されている。定員は多分4名。立ち入るわけにはいかないので、入口からパノラマ撮影した。なお夜行使用時(今回が相当)は1グループのみへの販売となり、その1グループが2室とも使用することが出来るらしい。
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 マットレスのように見えるのは、マットレスのような座席とのこと。座面が低く感じられるが、もう一部屋の写真(出来が悪くUPしなかった)を見ると、クシェットの下段と同じ位の高さのようだ。ただこちらの部屋は眺望の利く窓が入口側にあるので、マットレス・・・ではなく座席をこちらに持ってくるしか無さそう(もう一部屋は座席側に大窓がある)。寝っ転がってればいい夜行使用時ではなく昼行時の利用は、 “すいてつ”は遠慮したい。

◇ 6号車:フリースペース「彗星」と運転席 ◇

 フリースペースの「彗星」からは運転席越しに外を眺めることが出来る。「彗星」の座席は2ヶだけだが、通路にもゆったりと2人は立つことが出来る。但し前方の窓はタネ車時代のままの大きさのようだ。運転台自体が高いので、眺望は良いとは云えない(眺望の写真はまた後で)。なお、此処の窓は左右両側とも開けることが出来る。
 運転席はそれこそタネ車時代のままのようだ。綺麗には されてる。

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 ところで、ある事に気付かれただろうか?「彗星」のクッションがパンフレットの色と異なっている。パンフレットのインテリア写真のように思えるモノは全てCGだろう。よく出来ている。新型コロナ禍の影響を受ける前に作成されたので、営業車とは異なる点がいくつか存在する。

◇ 昼行利用に当たって ◇

 2号車は女性専用車だから立ち入れない。1号車全部と6号車の個室「プレミアルーム」にも立ち入れないので、コメントは出来ない。これについては実際に利用された方のコメントを探してご覧になって頂きたい。
 さて、来月12月から始まる山陽コースだが、こちらは昼行運転。ならば眺望が欲しいところだが、眺望の利く座席ってリクライニングシート位しかない。個室やファミリーキャビンは片側壁だし、グリーン座席「ファーストシート」は前後の座席間が壁になっている。「クシェット」は通路側の眺望が悪い。フリースペースも新型コロナ禍対策で衝立が追加されている(後日投稿)ので、眺望が遮られてしまう。自分空間が欲しいと言うことであれば、別に構わないのだけれど。

 ⇒ 次篇に続く