気ままな 汽車好き

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近江鉄道 雪の記録(2020-21) <2> 12/20-Ⅰ 様々な雪

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近江鉄道 並走! ◇

 八日市線の休日ダイヤの始発に乗ると、時折り本線上り列車と八日市駅に同時入線することがある。だが撮るとなるとなかなか難しいもの。何度もトライしてきてやっとこの日、ピタリ並ぶシーンを撮ることが出来た。ただピタリと並びすぎて、周囲を写し込めなかったのが残念。それでも先頭車をずっと追うことが出来たので、何とか様になってくれている

八日市駅 雪化粧 ◇

 鉄路が雪に埋もれる光景も魅力だが、ささやかな積雪も また美しいもの。(この雪の量で溶けずに積もっているのは、やはり寒い地域ならでは)但し ささやかな雪の寿命は短い。溶け始めたら一気に汚くなる。
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 中線には下り2番電車となる103Fが出発準備中。そして側線では、八日市線下り4番電車となる検診啓発号が、雪花で満開の木々に囲まれている。
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 そして乗って来た電車はと云うと、朱い狸と語らい中。
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 屋根には雪が無いので、夜間停泊の貴生川駅では積もるほどの降雪が無かったことが判る。一方HMは雪で真っ白。途中では雪は降り続いているらしい。

◇ 北へ ◇

 雪が舞い始めた。そしてたった3駅進むだけでこの通り。(愛知川)
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 これじゃ話にならない。ポジションを後部に移して構え直し、改めてパチリ。
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 この編成は前夜八日市駅停泊で、今朝彦根まで行って戻って来たところ。彦根の雪はどうだった?

◇ 分岐駅 ◇

 雪が降り続く中を列車は北上するが、積雪が増していく様子は窺えない。高宮駅で対向した808Fには全く雪が無くてアレレと思ったが、この編成は前夜日野駅停泊。なるほどね。
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 高宮駅から分岐する多賀線では、前夜から赤電が番を張っている。着雪も一際多い。短いが県境の山裾へと向かう路線だけに、冬の厳しさは一味違うらしい。
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◇ 孤高の伊吹山

 彦根までは3駅。進むにつれ積雪はどんどん少なくなる。琵琶湖に近いと雪の量は少なくなるようだ。その先の米原へは、琵琶湖線は旧琵琶湖畔を通るが、近江鉄道は国道8号線と共に峠を越える。そして其処にあるのは中山道第63番目の鳥居本宿。架線柱やらが少々気になるが、米原で折り返してきた電車を狙うと、背後には伊吹山が堂々たる姿で横たわっている。
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 この下り列車にこれから乗車するのだが、ダイヤ上は上り列車が到着してから一呼吸置いて下り列車が発車することになっている。其れをいいことに下り列車を撮ってると「乗る気無し」と運転士に勘違いされて置いてきぼりにされかねない。仕方なく撮影は諦め、大人しく乗車する。
 対向列車は前夜八日市駅停泊の805Fギャラリートレインだった。うっすらと雪を被っているが大したことは無い。一時間半前に武佐駅で交換した時はHMに結構な着雪があるように思えたのだが、もう溶けてきているのだろうか。
 ⇒ 次篇に続く