気ままな 汽車好き

時にはこだわり 時には気まぐれな 汽車好きのたわ言です

大津の朝 2021年春 (2021.3/17)

プロローグ

 東西に線路が延びる阪神間では、特に夕陽に列車が染まる作品が多くUPされている。翻って滋賀県内、東西に線路が延びている箇所はほんの僅かしか無い。米原以東や余呉、そして大津辺りくらい。その中で夕陽が拝めるのは醒ヶ井付近くらいか(綺麗だろうなぁ、遠いけど)。
 夕陽が駄目なら朝陽では? 地元近辺の大津なら空間は狭いが狙えそう。だいぶ前からこの構想は温めていたのだが、天候やタイミングが合わず実行出来ていなかった。こんなこっちゃいかん、今度こそ出撃!

 ◇ 日の出前

 案の定天候はイマイチ。しかも狙いの時期から1週間ほど過ぎてる。でも折角来たんだし、撮っとくか。 (EF210-134 2065レ 大津-山科  2021.3/17 5:53)
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 日の出11分前なので暗く、辛うじて機番が読める明るさだった。
 日の出6分前ともなるとかなり明るくなってきた。5tコンテナが並ぶ光景を見るにつけ、ワムが連なる編成を是非撮っておきたかったなぁ、としみじみと思わされる。 (EF210-139 69レ 大津-山科 2021.3/17 5:58)
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 空気が澄んでいれば後方の山の稜線もクッキリと見え、そして無風だと煙突横の煙が真っ直ぐに立ち上り、清々しい朝を感じられるのだが・・・

 動画はこちら ⇒

日の出時刻に陽は現れず

 当たり前だが水平線でも見通せない限り、日の出時刻には陽は拝めない。日の出時刻の2分後に福山レールエクスプレスは通過。すっかり夜は明けている。 (EF210-113 55レ 大津-山科 2021.3/17 6:06)
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 キャラ化桃だがかなり一般的になってきた事だし、サイドを見えないアングルでも良かろう。窓下が青いと顔は明るく感じられ、随分と印象が違う。

陽が射してきた

 福山レールエクスプレスに続いて外側線に現れるのは「はるか」3号。キティラッピングが全車に及ぶその張り切り振りは好いのだが、前面から見ると髭面のように感じ、どうも食指が動かない。
 朝日が差し込む時分にやって来るのは大型コンテナを連ねる1051レ、この日は押し桃の牽引だった。空気が澄んでれば、朝陽の反射ももっと鋭かったろう。 (EF210-328 1051レ 大津-山科 2021.3/17 6:17)
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 後方のパンタを架線トラスの前まで引き付けることは出来ないし、此処がベストの切り位置かな。

現れた太陽は 既に高かった

 大津駅前の高層ビル(写真左)の陰から現れた太陽は、もう既に高く上がっていた。本当に狙いたいのは、後方の山から陽が昇ってくるそのタイミングでの写真。多分1週間~10日前だとそのような光景だったのでは無いかと思う。其れより前だと日の出が遅すぎて通勤時間帯となるので、貨物列車は通らない。従って狙える列車も、この1053レか先の1051レ位しかない。 (EF210-116 1053レ 大津-山科 2021.3/17 6:26)
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 わざと駅両側の高層ビルを画角に入れたが、その判断は正しかったようだ。

 動画はこちら ⇒

新アングル

 大津駅周辺が変貌を遂げている。線路際に道路が出来ていたのでカメラを向けてみると、なかなかのブルトレカーブだった。 (EF210-15 8052レ 大津-山科 2021.3/17 6:50)
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 左の八幡神社と山の稜線を入れようとしたが、架線トラスまで入り込んで画面が整理し切れていない。もっと周囲をトリミングしても好いのだが、そうするとトンネルポータルが跨線橋に隠れて見えていないのが目立ちすぎてしまう。真っ正面からカーブを狙える数少ないポイントなので、トライを重ねてみようと思う。
 8052レを撮ってから上り列車に乗り込むと、丁度近江鉄道の快速撮影に間に合う。この日の続きはこちら ⇒