気ままな 汽車好き

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“ICOCA大廻り”&“¥390特急”の旅 <Ⅱ> 急行「紀ノ川」ルート

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● 227系を乗継ぐ ● 急行「紀ノ川」ルート

 加茂の次は奈良で乗換えて桜井線-和歌山線へ。木津以南は急行「紀ノ川」を辿るルート。周囲も建て込み地上駅時代の面影が全くない奈良駅で、折返し高田行きとなる534Sをパチリ。高速シャッターでもLED字幕が欠けないのは助かる、粗いけど。

 ・加茂9:43ー9:58奈良:3351K(221系
 ・奈良10:15-10:58高田:537T(227系)
 ・高田11:25-13:35和歌山:453M(227系)
 高田での乗継ぎ時間が長い。桜井方面-御所方面の乗継ぎは貧需要とは云え関西線・阪和線の両快速が15分毎なのでなんとかならんかいな。これ加茂方面から王寺乗換えだと、50分待ちなのでもっと酷くなる。 (453M 高田)

 奈良・桜井・和歌山線は10系キハが居た頃は面白かったが、キハ30系やモハ105系時代は乗車が苦痛だった。それに比べると227系は快適。

 ほどなく近畿日本鉄道との共同駅である吉野口に到着。吉野線のホームには大きな看板があり「吉野山へお越しのお客様は、終点の吉野駅までご乗車下さい。」とある。どうやら吉野口駅吉野山への玄関口(間違いでは無い)と勘違いして降りてしまう乗客がいるらしい。

 吉野口では8分間停車。でも早くに対向列車が到着してるのに何で? と思ったら対向の440Mも8分間の停車で、その間に吉野線の電車が上下対向してサッサと行ってしまった。こんな連絡の取り方してたんや。これは橋本でも同じで、南海電車高野線の上下両列車からの乗換え待ちのため11分間停車していた。以前からこんなコトしてたんやろか。

 和歌山線ではちょっと発見事が。短尺軌条が連続する区間が6箇所も残存していた。その存在も今や貴重だと思うし、コンクリート枕木や合成枕木との取り合わせだと尚更やね。

*短尺軌条の連続が確認できた区間
・高野口-中飯降 ・西笠田-名手 ・紀伊長田-打田
・下井坂-岩出  ・布施谷-千旦 ・千旦-田井ノ瀬

● 和歌山にて ● 関所:中間改札

 和歌山線ホームから乗換えるには、中間改札を通らなければならない。幸い駅係員が詰めてたので「大廻り乗車です」と継げると乗車券を見る事も無くすんなり通してくれたけど。駅係員が居ない場合は改札口コールシステムを介してのリモートになるので、少々時間を喰うかもしれない。改札機にタッチしてしまうと其処までの料金が精算されるみたいなので、大廻り乗車の場合は中間改札機触れたらアカン、要注意!  “すいてつ” は料金不足で難を逃れたけど・・・
 和歌山駅の他のホームにはキヤも詰めて(?)いた。試9325D:和歌山→新宮の検測らしい。手前の車輌の中間窓が煌々と輝いているが、これは車内からライトを照射してるため。現代版オイランかな。

⇒ いよいよ¥390特急登場!