気ままな 汽車好き

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新快速にプレミアム座席:Aシート登場!   (2019.3/23)

◇ Aシート? ◇

 平成31年3月16日のダイヤ改正で、新快速の2往復に有料座席が登場。リクライニングが効く1クラス上の着座サービスとのことなので、みんなの興味は津々。ダイヤ改正一週間後の3/23(土)に遂に初乗車です。

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◇ 乗車駅へ ◇

 大廻り乗車を利用し延伸開業した「おおさか東線」を全乗して、と思ったものの、新大阪駅からだとAシートが満席だと困るので、急遽東西線経由にルート変更。尼崎駅から乗車です。
 まず乗り場が判りにくい。見落としたのかもしれませんが、ホームに貼られた乗車位置案内しか無かったように思います。

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 駅の時刻表も判りにくい。「A」を追記するよりも、シートのマークを標記した方が判り良いです。

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 Aシート連結がどの列車か判りますか? 9:38発の野洲行です。
そして電光の行き先表示、なかなか苦しい内容ですがこれは止むを得ませんね。

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◇ 乗車客は? ◇

 前もって並んでいたのは “すいてつ” のみ、列車が到着すると数名が乗車しました。しかし車内は満席で、立席エリアも窮屈なほどの乗客数です。さては座席争奪戦は激しいか、と思いきや、大阪駅で立客はほとんど降りてしまいました。そんな訳で “すいてつ” は大阪駅到着前に席を確保出来ています。その時撮った写真がこちら。車輌反対側はトイレのある立席エリアなので広く、窮屈さは結構マシなようです。

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 シートピッチは変わってないと思いますが、ドアを埋めた車輌中央部は少しだけシートピッチが広い様な気がします。実際のところはどうなんでしょう。
京都駅に着くと多くの乗客が降り、空席が目立つようになりました。乗客の中には乗り鉄が紛れ込んでいるので、本来はもっと少ない乗客数のハズ。その車内の様子を、逢坂山トンネル内で激写。気分は夜行列車です。
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乗車整理券

 新大阪駅を発車すると、2名の係員が手分けして乗車整理券を販売し始めました。まだ慣れていない様子で、かなり手間取っています。受け取った乗車整理券はなおす(=しまう、片付ける:大阪弁)のではなく、前の座席の背面のポケットに入れます。乗車整理券を所持している目印です。

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 薄く丸まった紙なので、入れるのは少々面倒臭いかもしれません。

◇ リクライニングシート ◇

 グリーン車のようにシートピッチが広くないので、座面が動かないようになっています。因みにグリーン車の標準のシートピッの1160㎜に対し、新快速は910㎜なので、座面が動いてしまうと足が抜けなくなります !?
(関東の普通グリーン車は座席数を増やす為、シートピッチは詰めてます)

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 たまたま最後列に座ったので、後の乗客を気にする必要も無く、リクライニングし放題でした。写真でお判りのように、結構なリクライニング量。各座席にはコンセントがあり、またWifiが使えるようになっています。ただ何故か “すいてつ” はうまく繋げることが出来ませんでした。有料エリアは木目調に仕上げてあり、落ち着けます。

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◇ 立席エリア ◇

 先ずは運転室側の立席エリア。改装したので綺麗ですが、他の車輌と同じですね。吊り手がやたら目立ちます。f:id:hato_express:20190329175105j:plain

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 立席エリアから有料エリアを望むと、こんな感じです。座席がズラリと並ぶとやはり長距離列車感がありますね。
 次にトイレ側の車端に移動します。辿り着く前に有料エリア内で目につくのが、何と言っても荷物スペース。ただ立客が多い状態で荷物を置いたまま、と云うのはやや心配になってしまいますね。網棚がそのままなのが、ちょっと中途半端?

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 トイレは最新の通常のアコモと同一だと思います。ただこれも改装されているので、新車の匂いが今は漂います。

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 座席ではゆったり休み(眠い!)、乗客が減れば車内をウロウロ。 “すいてつ” は野洲駅終点までの約1時間、Aシートをじっくり堪能することが出来ました。

◇ 良かったところ ◇

 京阪間の半時間では少々勿体なく、せめて京神間くらいの乗車に使いたいな、と思いました。座面が動かないことを気にしなければ、座席はかなり好いです。座席幅も広く中間にも肘掛けがありますし。白い座席カバーは清潔感があり、高級感もあっていいですね。

◆ 改善して欲しいところ ◆

 やはり座れるかどうかが、その時にならないと判らない点。立客エリアは空席を待つ人と、諦めた人(隣車輌にはわざわざ移らない)とで大混雑なのも頂けません。一方座席数は46席と、中間グリーン車の多くで見られた48席よりも少ないのです。
 京阪電車PremiumCarの様な事前購入指定制が望ましいと思います。係員も1人で済むでしょうし立席エリアを設ける必要も無く、座席を増やせます。勿論手売りも継続すれば良く、駅では指定券発券用の券売機が使えるでしょう。乗客にとって座席が確保出来ているという安心感は、何物にも代え難いと思います。
 まだ2往復だけの運転なので、誤行列を避ける為に各駅にも係員が居るので経費が掛かってます。JRとしてはAシートを定着させて、多くの列車に浸透させたい考えでしょうね。

動画はこちら ⇒