気ままな 汽車好き

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自転車で電車に乗ろう! 1.米原-彦根  近江鉄道の「サイクルトレイン」と「バリアフリー」

(全篇勝手にリンク付き)

◇ サイクルトレイン? ◇

 近江鉄道の本線と多賀線では、平日の昼間時間帯(概ね9時~16時)と土・休日は、無料で自転車を電車内に持ち込む事が出来る。これは便利!(但し、彦根駅では自転車の出入りは出来ない
 駅の時刻表や配布しているポケット時刻表,そして近江鉄道HPの時刻表には、自転車持込が否か応かが示されているので、参考にされると良い。

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 八日市線は比較的乗客が多いのでサイクルトレインの対象外となっているが、ここも持込出来たらどんなにか便利だろう。

◇ それで? ◇ 全線全駅のバリアフリーも調べてみた

 各駅が自転車の持込に対し、どの様に整備されているのか調べてみた。待てよ、自転車が出入り出来ると云うことはバリアフリーにもなってるはず。そんな訳でサイクルトレインの対象外である八日市線も調査の対象に加えてある。
 バリアフリーとなると車椅子対応かどうかが焦点となってくるかと思うが、 “すいてつ” には残念ながら知見が無く、推測でしか述べられない。でも駅の構造以前にホームと電車の間に段差があったりするので、車椅子の方がお一人で乗られるのは辛いかもしれない。一応電車の中にはスロープ板が用意されてるようだけど。

◇ 米原駅 ◇

 近江鉄道側である東口は、鄙びた感じ。「米原駅」の表示がバス停の屋根に隠れて見えない・・・
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 これが駅の東入口。新幹線が停車する駅には見えんなぁ。
 中に入ると近江鉄道の入口はすぐそこ。非常にコンパクト。以前はどんな駅だったっけ・・・
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 入口前にはレンタサイクル店。「BIWAICHI」とは琵琶湖一周のこと。TRYしてみる? 200kmに。
 入口からホームまでは近いが、ホームが高いのでスロープが九十九折りになっている。
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 ホームから見るとこんな感じ。スロープの位置は一目瞭然だが、中にはスロープの位置が判り難い駅も存在する。

◇ フジテック前駅 ◇

 1面1線であり地平=ホームなので支障なく出入り出来る。ただこの駅に限らないが、あの改札の狭さで車椅子は通れるのだろうかと、見るたびに心配に思う。
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 因みに屋根の上に少し顔を覗かせているのは、フジテックのエレベーターの実験タワー。

◇ 鳥居本駅 ◇

 駅本屋を抜けると、1面2線の島ホームに向かって構内踏切があり、その先にはスロープがある。車椅子の方でも問題無さそう・・・に見える。
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 駅本屋と道路との間には悲しいかな、段差がある。元々は平坦だったのかもしれない。国道1号線が整備されて路面が盛り上がっていき、段差が付いてしまったのだろう。

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◇ 彦根駅 ◇ 自転車の出入り不可!(1.2km先のひこね芹川駅利用が便利)

 何となく平和堂色の建物。近江鉄道側の東口のエレベーターは、「駅」の字の附近にある(写真右)。
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 琵琶湖側の西口へコンコースを通って自転車は押して行けるので、エレベータ-に自転車を持ち込む事自体は問題ない。エレベーターの中はご覧の通りで、28inchがギリギリと云ったところか(写真はベロスター27inch)。エレベーターの大きさは、近江鉄道の全箇所同じだった。
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 2階コンコースの中程に、近江鉄道への階段(左)とエレベーター(右)がある。このエレベーターに自転車が持ち込めない。そしてその向こうにはJRの入口。
 駅ホームからエレベーター側を見ると、狭い通路を通った先にエレベーターがあるのが判る。車椅子は通れそうだ。
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 自転車が出入り不可なのは、通路の狭さより駅の混雑が要因と思われる。

 ⇒ 次篇に続く