気ままな 汽車好き

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近江鉄道 雪の記録(2020-21) <4> 大晦日の朝(12/31-Ⅰ)

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◇ 今冬の雪予報は良く当たる ◇

 そんなに寒いわけでは無い。雪風が吹き荒び続けているわけでも無い。雪が溶けないギリギリの冷え込みで、多くの雪が降ったらしい。降る時は一方向から降ったんやな。ベチャ雪なので付着しやすそうだ。 (6:12)
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 乗り込む902Mは2番電車。近江八幡駅では近江鉄道の始発電車が接続する。琵琶湖線で雪の多い地区の一つであるシノヤスも、白一色に染まっている。
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 矢鱈多く積もっているように見えるのはフェンスにこびり付いた雪だが、ホーム上の雪も決して少なくは無い。朝早くから(徹夜?)雪掻きに携わり鉄路を守る鉄道マンには本当に頭が下がる。

◇ 乗換駅 近江八幡

 ホームに雪が積み上がっている状態は何度も目にしたことはあるが、今回の雪が一際多く積もっているのを感じたのは、歩道橋からのいつもの写真を撮った時だった。これは多い! (6:34)
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 雪の多さと共にベチャなのが影響しているのだろうか、着雪が異常に多い。
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 架線にまで着雪した光景は、そうそう見られるものでは無い。

◇ 特発が頻発! ◇

 近江八幡駅を発車した始発電車は、踏切に近付くたびに徐行を繰り返す。障害物検知装置に降り積もった雪が、機械を誤作動させているのだ。途中で交換するはずの列車も姿を見せず、ダイヤは大混乱している模様。
 倍の所要時間をかけて到着した目的駅、ホームでさて降りようか・・・って、除雪されてない! 30cm程積もった雪がホームを覆い尽くしている。仕方ない、突っ切るか。 (6:58)
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 降車客は2名。もう1人はホームで愕然としているのだろうか、なかなか姿を見せない。其れをいいことに構内踏切から無人状態をパチリ。ホームの上の雪の深さが判ってもらえると思う。
f:id:hato_express:20210107213958j:plain 電車はなかなか発車しない。そのおかげで、雪深い中をモタモタしながら踏切まで辿り着いたのにもかかわらず、発車シーンを撮ることが出来た。 (7:02)

f:id:hato_express:20210107213952j:plain 手前の線路はこの電車が近江八幡へ下る時に通ったが、今電車がいる場所は雪が積もってから初めて通る線路。雪をラッセルしていることが判る。

◇ 撮影ポイントへ ◇

 普段なら用意しておいた自転車に乗り込むところだが、この雪では自転車は到底無理。それどころか歩道すら歩けない。
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 交通量が少ないのを幸い、車道を歩く。これが平日だと通勤車が多く難儀するところだった。もっと気温が下がると路上の雪も圧雪になってしまい、車道すら歩けなくなるところだが、其処までは酷くない。

  ⇒ 次篇に続く