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◇ 先客はフォロワーさん ◇
自転車を道路上に引きずり出してからは、特に問題なくスイスイ前進。何せ大晦日の大雪、車も少なく余裕で走れる。但し其れは大通りのみ。脇道・小道に入ると除雪されずにそのまんまなのは解りきっているので、冗談でも突っ込んではいけない。
長谷野-大学前のいつもの場所に辿り着くと、フォラワーさんを含め2名の先客が居た。この大雪で近江鉄道で、3名の鉄が集まるだけの撮影地とは大したものだ。聞くとさっき下り列車(807F?)が通ったとのこと。ならば次来るのは上り列車か。
いつもの場所に陣取ったのは好いが、相変わらずビデオカメラのモニターが暗くて、何が映っているのかがよく判らない。結果広く撮り過ぎ、列車は小さく映ってしまった。で、その列車とは?
◇ 301F 救援される! ◇ 10:55
何があったのかは解らないが、301Fが104Fに牽かれた4輛編成の列車がやって来た! この状況で考えられるのは1つしか無い。301Fが故障し104Fに救援されているのだ。
301Fは前日八日市駅停泊で104Fは日野駅停泊。着雪の差が良く判る。南の方は雪が少ない、と云うより湖東の雪が凄まじいんだな、これが。
推測するに八日市駅を始発で下った301Fと日野駅を始発で上った104Fが、桜川駅で交換する前後で301Fが故障したので、104Fが救援したというストーリー。実際には301Fは朝日野駅附近で故障したらしく、104Fは八日市駅で運転を打ち切り、救援に向かったと考えられる。
判り難いが、全4パンが上がっている。なかなかの迫力。
太郎坊山バックでは構図は好いと思うのだが、民家の雪屋根で301Fの着雪が目立たない結果に。
だとすると判り易いのはこれか。ゴチャゴチャしてるが4連の救援編成を301Fを手前に配するのが、一番インパクトがあるみたい。
幕は救援では無く回送のようだ。
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◇ 次の列車も上り列車 ◇ 11:11
何となく次に来るのは下り列車、と云う気分になってたのだが、来たのは上り列車。
この105Fも104Fと同じく前夜日野駅停泊。着雪の様子もよく似ている。日野駅を始発で下った電車だが、貴生川駅に到着したまま足止めを喰らっていたのだろう。
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◇ 雪まみれの103F ◇ 11:55
彦根駅停泊列車より八日市駅停泊列車の方が着雪が凄い、と前々記事で書いたのだが、この下ってきた103Fの着雪状況も見事。103Fは先ほど彦根駅から出て来たばかりのはずなのだが、この附近(市辺~長谷野付近)は9時半過ぎ頃から青空が見えていた一方彦根附近は雪が降り続けたみたいなので、その間に着雪が進んだのかもしれない。
本来充当される列車は30分後の通過でこの時間には列車は無い。ダイヤの混乱はそう簡単には収まりそうに無い。
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◇ 八日市駅に取り残された列車たち ◇ 12:16
八日市駅に行ってみた。赤電とギャラリートレインが停まったままとなっている。察するに運用準備は整えたものの、ダイヤ混乱のためそのままになったものと考えられる。
両列車とも雪冠が凄い。是非とも走る姿を見たかった。
なお、この時に頂いた近江鉄道ミュージアムの記念入場券が、No.994だったのは別記事に書いた通り。
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