気ままな 汽車好き

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近江鉄道700形『あかね』号 ラストラン <臨時3便> 最終 (5/6)

◇ 大賑わいの八日市駅

 最終となる臨時3便が八日市駅で佇んでいます。跨線橋には未だかつて無いの程の人、人、人。こういったスナップはスマホで撮ることが多いのですが、明るさが足りずしかも望遠だと、限界が露呈してしまいます。デジイチで撮るべきでした。

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 こちらはデジイチで撮った、更にアップの写真。運転士に花束が渡されているところを、偶然撮ることが出来ました。後のミラーに反対側の先頭車が写り込んでいるところがミソです。

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◇ 最終列車と涙雨 ◇

 最終列車が八日市駅を発車する時は雨でした。 降っていたのは僅かの時間でしたが、最終電車の発車を見届けるかのような雨でした。侘びしい光景です。彦根までの約1時間の道中が、お客様を乗せての最後の運転です。
 ここは“すいてつ” が一番「八日市近江鉄道」を感じる場所です。駅前のビルと華やかな商業施設、その隣には水田が広がります。もうここに『あかね』号が姿を現すことはありません。

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 引き付けてもう一枚。車窓はいきなり水田風景へと変化します。この臨時3便にはTwitterのフォロワーさんが乗車しており、尼子駅で後続列車を待避することを教えてくれました。また、この臨時3便は若干の空席があったようです。f:id:hato_express:20190518040346j:plain

◇ 大混雑の尼子駅

 臨時3便を追い抜く後続列車に乗り、次の撮影ポイントへ先廻りすることにします。八日市駅発車の撮影の時からは、別のTwitterのフォロワーさんとご一緒でしたので、撮影ポイントはお任せ。駅から撮影地までの時間があまりないので、大助かりです。
 さて後続列車は何かというと、実は次代『あかね』号901F。運用を変更しての、わざわざの充当です。なので尼子駅では両列車の並びを撮ろうと、2重3重の人垣が出来ていました。既に “すいてつ” は幾度も両列車の並び(列車対向)を撮っているので、撮れなくても惜しくありません。ただ広域に及ぶ近江鉄道の場合は、狙った並びは運用を辿らないと狙えるものでは無いので、この日しか撮れなかった方は かなり多いと思います。
 『あかね』号が停車中はLED幕を色々変えての撮影も行われていたようです。 “すいてつ” が撮りたかったのはLED幕では無く表示幕の方。春夏秋冬の4種ある幕を撮り揃えていなかったので、撮影会の開催を期待していたのですが叶いませんでした。
 駅の様子は撮影していません。撮ってUPしようとしてもボカシだらけになるし、車内からは全容が撮れないからです。幸いこの時の様子は多くの方が上げておられるので、そちらをご覧下さい。そのうちの一つがこちらです。 ↓

◇ 最後の撮影 ◇

 彦根口駅で降車し、駅手前のカーブで撮ることになりました。何、カーブ? だったら狙うのは「臨時」表示のLED幕です。SSを1/50sに下げ、真っ正面から狙います。周囲の木々は多くは無いのですが、画角には上手く写り込んでくれます。流石沿線を知り尽くしたフォロワーさんは違います。

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 線路の中まで草生した光景が好いですね。 乗車したフォロワーさんの情報によると、彦根駅で再び並んだ新旧『あかね』号の間で、『あかね』の名称継承式が行わています。その時に手渡されたプレートはなかなか綺麗です。これらの情報を拝見し、そのプレートをこの目で見るのを楽しみにしながら、帰途につく “すいてつ” でした。

◇ 動画もどうぞ ◇

 この日の全3列車はビデオにも撮っています。UPしていますのでどうぞご覧下さい。


 

近江鉄道 700形『あかね』号 ラストラン 完